智 慧 の 和

 

 
   マ ナ ー                              おとしよりの話を書きとめました
  1.右仏 左衆生と合わす手の うちぞゆかしき 南無のひとこえ
  1.物を他人に差し出すときは、右手で行う
  1.お墓や仏壇に、線香・お水を供えるときは、右手で行う
  1.手のひらを返して水を注がない
  1.納骨袋の作り方
    白いサラシを60cm位の長さに裂く
 (はさみ等は使わない)
    サラシを袋状態に縫い、糸の端は結ばない
(結び子を作らない)
    返し縫いはしない。
(糸の端を3cm位長く残して抜けないようにする)
    袋の口は巾着袋の様に袋縫いにし、紐は一本。
    紐も、サラシで作る
                                納骨袋の写真
  1.龕箱は、正目を桶の様に縦に張り、カンナをかけない。外側には紙を貼る 
  1.初盆に供える竹筒は、株を上方にして作る 
 

   
 


 
 天  候
1.お盆になると、ガタロ(ガタル)に尻を抜かれるので川で泳がない
    ガタロは、河童・河童のお化け・蟹に似た生き物
1.お盆になると、海坊主が出るので海で泳ぐときは気をつける
    上の二つは、気候の変化を指しています
    8月7日(七日盆)頃になると、山沿いでは夕立が多くなり
    鉄砲水が出たり、水温が下がるので泳ぐときは気をつける
    海では、土用波に注意する
1.朝早くから東の空が紅色になった時には雨が近い
1.夕方に小さい虫が飛び舞うのを見る時は雨が近い
1.蛇が木に登ると雨が近い
1.猫が耳を越して面を洗うと雨が近い
1.蛙が高いところで鳴くと雨が近い
1.ツバメが低いところを飛ぶと雨が近い
1.大霜の明後日 (大霜が降りると翌々日は雨になる)
1.月や太陽に暈をかぶると雨になる
1.月の昇り暈・日の下り暈は雨
1.七ツ(午後4時)頃から降り出した雨と主の浮気は何時止むに
1.朝のギラギラ天気と姑の笑顔はすぐ変わる
1.月の出の時刻
     旧暦 1日は、朝6時に出て、夕方6時に入る
         7日は、正午に出て、真夜中に入る
        15日は、夕6時に出て、朝6時に入る
        23日は、真夜中に出て、正午に入る
1.地震と天気の関係
     六つ・九つは病 (6時と12時に地震がおきると大地震)
     五つ・七つは雨 (8時・4時に地震がおきると雨になる)
     四つ(10時)晴れ
     六つ・八つは風 (6時と2時に地震がおきると風がふく)
1.サルスベリの花が異常に多く咲く年は、迎える冬は寒い
1.茶の花(10月頃咲く白い花)が下を向いて多く咲く年は、大雪になる
1.11月頃、高野槙(常緑樹)に赤い葉が多いと、大雪になる
1.春の雪と歯抜けの狼は怖くない 
1.高野の大糞流し( 旧暦の1月21日前後はよく雨が降る)
   
 
  生  活

1.枇杷(ビワ)が異常に豊作な年は、流行病がおこる
1.米のつの虫には「唐辛子」を入れると良い
1.貝のみそ汁に餅米を10粒程入れると貝柱が取れやすい
1.山へ登るときは弁当を食べる前に餓鬼仏に供え、少量残す
1.竹は7月・木は9月 (竹を切るときは旧暦の7月に、木は9月に切るのが良い)
1.満月の日には、木も竹も切らない (虫が入る)
1.満月の夜は、風が吹かない (台風が来ない)
1.夏下冬上 (炭に火を熾す時は、火種を夏は炭の下に、冬は上に置く)
1.銀杏は、小児ぜんそくに効く (一日5個まで食べても良い)
1.風呂は高野槙で。桶はさわらの木で作るのが最も良い
1.赤ちゃんの夜泣き封じ
    [以下のように、カタカナで半紙に書き、枕の下に上下逆に敷く]
   『シノダノモリノ シロキツネ キツネナクトモ コノコナカスナ』
1.稔ほど頭を垂れる稲穂かな。 人は偉くなるほど反り返る
1.1月15日に、ネコヤナギを神棚に供え、小豆粥を食べる
    [小豆粥は口で吹いて冷まして食べてはいけない]
1.吊し柿を作るときは、カビがはえやすいので硫黄で蒸す
    硫黄で蒸すと味が落ちるので、柿の皮の剥いて直ぐ熱湯に潜ら
1.木は本(根っこの方)から割る、竹は末(葉が付いている方)から割る
1.味噌桶に、樒の枝(薬指の太さ)を3・4本刺しておくと臭いが変わらない
   
 
家庭の医薬 
(手薬)    家庭に伝わる手薬です。 (効能の確認は行っておりません)
追加:4   1.吹き出物を吸い出すには、ジュウヤクを紙に包み火に炙り
  細かく砕いて患部に貼る
  1.肝臓病には、モッコクの幹の皮を陰干しして煎じて飲む
  1.糖尿病には、ハリキリの根を煎じて飲む
  1.痔には、椿油を塗ると良い
      市販の物はダメ、日本に昔から生息する大木の椿の実を
      おろし金で擦って、油を搾ったものを使う事
  1.風邪をひいたときは、ネギを首に巻くと良い
  1.火傷には、赤く色づいたカラスウリの皮を貼ると良い
  1.中秋の名月に供える、萩とススキの水を1年於いておき
    火傷の患部に塗ると良い
  1.レンコンを擦りおろしたものを飲むと、咳に効く
  1.手術後、傷口が疼く時は、ハビ(ハブの一種)の皮を傷口に張る 
  1.ハビの骨を乾かして飲む(粉にしてもよい)と痛み止めになる 
  1.シャックリが止まらないときは、柿の蔕を煎じて飲む(3時間)
  1.皮膚の荒れ(かぶれ)には、栗の皮を煎じて塗とよい 
  1.吹き出物は、施餓鬼の茄子を張る 
  1.喉に魚の骨が刺さったときは、仏様に供えたお茶を飲むと取れる 
   
 
 
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